妻と話し合った。
「第三の居場所って、なんで必要だと思う？」（広）
「第三の居場所こそ、必要」（直子）
「どうしてそう思うの？」（広）
「家や学校で認めてもらうのと、第三の居場所で別の人から認めてもらうのは違うから」（直子）
「どう違うのだろう？」（広）
「別の人の方が、客観的に見て言ってくれるから」 （直子）
「家や学校じゃない、実際の社会につながっている人の意見と思えるからかな？」 （広）
ぼくもプロジェクトメンバーとの距離感は適切に保ちたい。ケースバイケースで。
サードプレイスが大切な理由は他にもいろいろあると思う。
マンションの中庭は案外自然の宝庫。
毎朝散歩しているとこれまで見えていなかったものが見えてくるようになる。
本で「意味への逃走」って言葉を知ったけど、仕事や、人生の意味から
一瞬解き放たれたような気持ちになる。
小学校の副校長先生をやっていた旧友Aくんと、きのうファミレスで話した。
昨年、彼は定年退職して後、新人先生担任クラスのサポーターとして勤務していたのだけど、
その新人先生のメンタルが不調になって、なんと自分が担任を受け持ったとのこと。
定年後なので週休３日で働き始めたのが、結局週休１日になってしまった。給料は半分。
あまりに大変なので今年からは、時間講師として登録してそれに限定して働いている。
実はもう一人の旧友Bくんが現在、Aくんの昨年の状況と全く同じ状況にある。
彼も来年は時間講師になるだろう。
有能なシニアも学校と距離を置かないと身がもたない。そのことでさらに学校は人手が不足する。
完全に負のスパイラルが生じていて、学校は深刻な状態にある。
金曜のメンバーは現在Rくんひとりなのだけど、そこにこのところ数週連続でOBが遊びに来てくれる。すごくうれしいし、助かる。
彼らは昨年度まで同じ金曜のこの時間にメンバーとしてブロジェクトに取り組んでいたOBたち。高校に進学してきっと彼らなりのバトルがあって、ラボのゆるさが懐かしくなったのかもしれない。
気が向いたらいつでも遊びに来てほしい。
中３、中２のメンバー３人で、鉄道のジオラマ作成のコラボプロジェクト。みんな鉄道ファンだけど、ジオラマ制作は初めて。
もちろんぼくも初めて。
地形の基礎工事に必要ということで、スチレンボードとデザイナーカッターを買った。
「そういうものがあるんだ。」
この年になっても、メンバーのおかげで世界を拡げてもらっている。
