2013.11/9(土) 東京ビッグサイトの『国際ロボット展2013』を観てきました。
モーターショーやゲームショー等と比べたらロボットは地味な分野の様ですね
怖れた程の混雑はなく、ゆっくり回れ、しっかり近くで見られて質問もできました。 朝10時半から、昼食をはさんで午後3時過ぎまでひたすら見て回りました。
地味でも見飽きないもので、ついひとつずつ長いこと見入ってしまい、全体の4割も見られなかったと思います。
いるかな?と思った「テムザック」や「ユビキタス」は出展がありませんでした。
3Dプリンタはもっと沢山展示があるかと思いましたが極わずかで、産業用とは方向性が異なるのかもしれません。
3Dプリンタが直径5cmほどの筒型の部品を製作中なのを初めて見ましたが、みるみる内に製作物の姿が現れるという具合には速くありませんでした。
2年に1回の日本開催(翌年は海外で開催するらしい)で、次回は2015年秋。
フロア全体の2/3のスペースは産業用ロボット、残りがサービスロボット
産業用のロボットの大部分はアームロボットです。
巨大なアームは重機並みの圧巻で、それが8基くらい並んで自動車製造ラインをデモ。
小型のアームは7軸(7自由度)を駆使して回り込んだ位置の溶接や、カメラセンサーと組み合わされて素早く正確な分別など。
アームロボットは、先端のアダプタだけ付け替えれば様々な作業をこなすことも印象的でした。
処理スピードが格段に進歩した3次元画像処理関係が、どこのブースでも注目できます
あるブースで、シーリングアームがエンジン筐体の周囲に接着剤を細く塗布する動きをデモしていました。直線部分は速度が速い。曲がり角は速度が遅くなる。速度が遅い箇所で同じ量の接着剤を出していたらそこだけボテッと盛り上がってしまう。だから、アームの速度に合わせて塗布量を制御するシステムです。
「人間はすごいなぁ」と思いました。接着剤やケチャップを塗る時に、そんなことは考えるまでもなくちゃんと微調整しているのですから。
木更津高専 機械科5年の息子も一日見て回って収穫があったと喜んでいました。教室OBの都立産業技術高専3年のO君にも会いました。
サービスロボットエリアでは、20余の大学の研究室もそれぞれ身近な研究をブースに出していて、気軽に学生に質問することができました。